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真・リレー小説

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〝victim″ ――運命。

No.1307
開始 2004/06/20 21:32
終了 2005/06/20 21:30

1位.

面白くないです。

60.0%(3票)
2位.

面白いです。

40.0%(2票)
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テー作です。 (海月)
『年々ラヴレター』の海月です。 何故だか判りませんが、急にファンタジー小説が書きたくなってしまいました;(ぇ ということで、現代ファンタジーものを書きたいと思います。 『〝victim″――運命。』です。 〝victim″の意味は、私から言うのもあれなので、ぜひお暇があれば調べてみてください。 それから、感想の投票は、なるべく小説を読んでからにしてください。 きっと最初からは面白くもつまらなくもないと思うんです。 なんの展開もないかもしれないですし…。 とにかく、最初はじっくりと読んでみて頂ければ嬉しいですv 一生懸命書きますので、どうぞ宜しくお願いします。

前書き (海月)
   「帝。昔からの〝伝説″、なんてものが、この世にはあるんだよ。知っているかい?なあ、帝…?」 ――小さい頃に聞いたことあるな…おばあちゃんから。〝伝説″なんて言葉を。 昨日までは、そんなもの信じてなんかいなかった。 〝伝説″なんてないものだと思っていたから――。       伝説、を目の当たりにした日。   あたしたちの町に、不快な事件が起こり始めた、最初の日。  *  *高谷 帝  ――普通の高校二年生、のハズだった。生まれつき、真珠みたいな珠(たま)を持っている。 *朝野 春斗 ――こちらも高校二年生。帝と同じように、生まれつき珠を持っていた。 *  ―――遠い昔。    〝victim″は、『奇跡の珠』を創り出した――・・・       ―――――愛する人を失うくらいなら、              私は正義を捨てよう。   ―――――愛する人を失えと言うのなら、              私は運命を変えてやろう。             * ―――victim.

第一話の前半 ――現実離れ。 (海月)
『昨夜、雪白公園で、45歳のサラリーマンが何者かに首を絞められ殺されているのが発見されました。  しかし、男性には首を絞められた跡がどこにも見当たらず。警察は調査を続行しております。 ――いや、再び不快な事件が起きましたね。これで6件目です。しかもすべてが、雪白町…。 一体どういうことなのでしょうか。この事件は未だ闇に包まれています。』 「あ…またニュースで出てるね」 「そうだな。」 「マスコミっていうの?行動が早いよね。まあ、あたしらの町だからあたしらが一番良く知ってるけど…」 ――あたしたちのこの町、雪白町では最近、不快な事件があちらこちらで立て続けに起こっていた。 すごく小さな古い町で、少しでも事件があると誰もが即座に知る。 大人たちは警戒を十分に張っていた。 「帝も十分気をつけなさい」 お母さんは言った。 あたしはそんなこと、気にもしていなかった。 だって自分が死ぬなんて、考えられないでしょう? 自分の家族が死ぬなんて、考えられないでしょう? だから笑顔で「うん」て言って、あたしは今日も学校へと向かったのだ。 * あっという間に、時は過ぎた。 長かった授業も終わって、下校時刻。 夜の7時、辺りはすっかり暗がりで。この季節に、なんて珍しい。 目の前には赤い橋。これを渡っていけば、あとは少し走って家に着く。 (早く帰らなきゃ…) そう思って、あたしは小走りした。 「―――――!!」 その時だった。 あたしの頬に、冷たい何かが落ちてきた。 (やだ、雨?) 空を見上げたあたしは、すぐに真実が判った。 雨じゃない。――――雪。 「う…そ」 ――雪白町、という名前からしてもなんとなくそのような感じはするが、確かにこの町は雪が降るのが早かったし、量も多かった。 だがこれは絶対におかしい。だって今は夏なのだから――。 「そんな…ねぇ…?」 冷夏?冷夏なの?いやでもこれは冷夏というより、夏冬? もはやこの町に、夏の面影なんてなかった。でも今は全国的に、夏。 「どうなってんの……?……――――っ!!!」 ・・・・・・・・・・不快なこと続き。 あたしの頭の上には、――――――橋? 「はっ!?!?!」 目の前に視線を移すと、そこにあったはずの橋がない。あの、赤い橋が。 ちょっと待って、なんなのこれ。ありえないじゃん。 現実離れしてる。 つーか…     ―――――――死ぬ―――!!!! あたしは固く目を閉じた。

面白いっ (美由紀)
帝は・・・みかどでよろしいですか?^^

*美由紀様* (海月)
ご感想、どうもありがとうございます! すっごく嬉しいですv はい、みかどです。うわー、変な名前(ぇ まあ、帝を応援してやってください。 本当にありがとうございましたv これからもよろしくおねがいします!

第一話後半 (海月)
――――………… 『死ぬ――!!』 …って思ってから、結構時間経ってない…? 目瞑ってから、かなり時間経ってない…? なんか、全然痛くないんですけど。 もしかしてあたしはもう死んでる? 痛すぎて痛みを感じなかったとか。 いや、死んでなかったり?ううん、あれは確実に死ぬだろ。 それとも夢…?夢だったとかね。 それともなに、時間が止まった?あははー、漫画チックだねー。 ―――って、どうなってんの…? 現実離れしたことが多すぎて、あたしはもはや何を信じたらいいのか判らなくなっていた。 (―――えいっ!) 目に力を入れすぎたせいか、もう我慢しきれなくなって、あたしは勢い良く目を開けた。 「………あ……れ………?」 声が掠れる。ってか声が出た?ってか生きてる?ってか死んでない? ってか、橋は―――… 「え」 橋は何事もなかったかのように澄まして、元の場所へと戻っていた。 向こう側まで繋がって、渡る人をしっかりと送る役割を果たそうと。 え、なに、これは。 意味不明、わけわからん。 そしてあたしは誰?なにをしようとしていた?今何が起こった? 「…あたしは帝。橋が落ちてくるはずで、落ちてこなかった状況。そしてあたしは、…家に…帰ろうと…………」 『―――帝―――!!!』 ふと、あたしを呼ぶ声が聞こえたような気がして。あたしは辺りを見回した。 だって確かにその声は―― 「…お母さん……?」 あたしは一気に駆け出した。 『橋を渡れば、少し走ってすぐに家に着く』 走った。走った。走った。 ―――…… …………ねえ、なんでだろう。         胸騒ぎがして  ならなかったの。  「………」 ――あたしの目の前には、真っ白い雪が真っ赤になっている光景が、広がっていた。    〝自分の家族が死ぬなんて、考えられないでしょう?″     ……現実?         ――――――――――――現実。  頬に舞い降りた雪が、冷たすぎたせい。

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