| 北半球の中緯度以北の地帯からは見えない南天の諸星のうち、何といってもいちばん人気があるのが、この南十字座であろう。一般には”南十字星”に名で知られ、わが国の現行の星座名も、この通称が正式学名として採用されたものである。この星座は古くプトレマイオス以来、ケンタウルス座の周辺部に属していたものであるが、近世の初頭、ヨーロッパ人たちがつぎつぎと大航海にのり出し、それまで知られていなかった南半球の星座を知るようになったとき、まず最も目につく南天の星群の一つとして語られている。しかし、誰が”南十字星”という名の命名者であるかは正確にはわからないが、南十字を星座として正式に独立したのは、1679年に出版されたフランスの17世紀の天文学者オーギュスタン・ロワーエの星表つき星図表書『Cartes du ciel』においてであったとされている。 |
| 星座名 | 南十字 |
|---|---|
| ふりがな | みなみじゅうじ |
| 学名 | Crux |
| 略 | Cru |
| 所有格 | Crucis |
| 設定者 | ロワーエ |
| 20時正中 | 5月下旬 |
| 面積 | 68 |
| 肉眼星数 | 38 |
| 赤経 | 12時25分 |
| 赤緯 | -59° |