| テッサリア王の息子イクシオンは、大神ゼウスの妻ヘラに恋をしてしまいました。ゼウスは、自分の妻に恋したことに腹を立て、雲にヘラの姿を写し、イクシオンと一夜を共に過ごさせたのです。すると不思議なことに、幻のはずの女神がイクシオンの子どもを産んだのです。なんとこれが半人半馬の怪物ケンタウルスで、礼儀知らずの乱暴者で、その上好色の性質を持っていたそうです。ケンタウルス座になっているのは、一族の一人でフォーラスという者で、ヘラクレスの12の荒行の3番目、エリュマントスの大猪を生け捕りするときに道案内をしました。フォーラスのおかげで、見事猪を捕らえました。その夜、猪を捕らえたお祝いに宴会を開き、ヘラクレスはすっかり酔っ払ってしまい、突然あたりかまわず弓矢をぶっ放し、周りの人を驚かせました。しかも、その矢じりには猛毒になるヒドラの血が塗ってあったのです。この時の流れ矢で、ヘラクレスの恩師であるキロンが亡くなり、キロンを助け起こしたフォーラスまでが、毒が傷口に触れてしまい死んでしまいました。この時亡くなったフォーラスがケンタウルス座になり、キロンが射手座になったといわれています。 |