天体幻想曲
女怪メデューサ退治


ある日、ペルセウスは、島の王ポリデクテスの酒盛りの席で、「私が献上するなら、メデューサの首にします。」と言いはなちました。メデューサの顔を1目でも見たものは石になってしまいます。ペルセウスを邪魔に思っていた王はメデューサの首を取ってこいと命じました。しかしペルセウスは、メデューサの住む島も、退治する方法も知らないので、海岸でアテナ女神に祈ると、女神と伝令神ヘルメスが現れました。女神は、鏡のように輝く楯と、皮袋を授けて、「メデューサの顔をこの楯に映しながら首を切って、手早くこの袋に入れるがよい。それからメデューサのいる島は、西北の果てに住むグライアイにあって聞くがよい。」と答えました。それからヘルメスも、羽の生えた靴と剣を授けてくれました。ペルセウスは、その靴をはいて、西北へ向かって飛んでいくと、氷で閉じられている島に着きました。そこにグライアイという3人の老婆がいて「これから南へ行って、ヘスペリデスの園で金のリンゴを守っている3人の姉妹を尋ねるがよい。」と答えました。ペルセウスは南に向かって飛び、その3姉妹に会うとすぐメデューサの島を教えてくれたので、大海の果てを目指して飛びました。ペルセウスは楯に映して見て、メデューサを見つけ出しました。そこで近よると、髪の毛の蛇がいっせいにカマ首を立てたので、メデューサは両眼をカッと開きました。そこにすかさず剣を打ち下ろして、首を切りました。ペルセウスは、その首を手早く皮袋に入れると、空へ飛び上がりました。そして、帰り道に、アンドロメダ王女を海魔から救い、結婚に反対したエチオピアの貴族たちに、メデューサの生首をつきつけて、石に化かしてしまいました。それから母が待ちわびているセリフォスの島に戻って、ここでもメデューサの首を捧げると、悪王ポリデクテスはじめ、臣下達も、立ち所に石になったと伝えられます。


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