| アポロンはある国の王女コロニスを妻にして、アスクレピオスという子も生まれましたが、パルナッソスの山へ帰らなくてはならなくなったので、毎朝烏を使って妻と子の様子を聞いていました。ある朝、使いから帰った烏は、コロニスが夫の留守の間に、他の男に心をうつしたと伝えました。アポロンは急いで山を下り、我が家の近くに見えた人形をその男と思って一矢で射殺しました。しかし近寄ってみると、それは貞節な我が妻でした。アポロンはひどく歎いて、うそをついた烏から人間の言葉を奪い、銀の羽も醜い黒にかえて、みせしめのために星空にさらしたといわれます。 |