| 観測者から見た天体の方向と、他の標準点から見たその天体の方向の差をいう。恒星の場合には地球および太陽から見た方向の差を用い、これを年周視差または三角視差という。太陽、月、惑星など太陽系の天体の場合は、地球上の観測者の位置および地球の中心から見た方向の差を、用いこれを地視差という。天文学においては、星の距離を表すのに、直接距離をkmまたは光年やパーセクで示すほかに、距離の逆数である視差を用いることも多い。視差π秒の天体の距離は1/πパーセクである。視差の一つに分光視差というのがある。スペクトル線の中の金属線や水素線の中には,その強弱が星の絶対等級だけによるものがあることはアダムスなどの研究でわかった。それでこれら線の強弱から得た絶対等級と,見かけの等級とから挙瑠が得られる。こうして得た距離を分光視差という。 |