| 星の中に年齢や銀河系内での分布の様子が異なる二つの種族があることに最初に気がついたのはバーデである。1942−43年にかけて、バーデがアンドロメダ星雲を観測していて、中核部は赤い巨星で、うず巻腕の部分は、青色星であることを発見した。この考えを銀河系にも拡張して研究した。ケフェウス型変光星、散開星団、暗黒星雲などは銀緯の低い円盤部に多いので、これを第T種族の星とし、こと座RR型、乙女座W型などの変光星、球状星団など、銀河系の中核部から銀緯の高いところまで分布しているものを第U種族とした。この二つの種族は、星の年齢、世代とも関係があり、したがってスペクトル型、内部組成にも違いがある。種族Uの星は、宇宙生成の時にできた第1世代の星で、老齢であり、組成元素も単純な水素、ヘリウムなどである。種族Tの星は、第1世代の星が死滅してできた星間ガスから生まれた第2、第3世代の星で、年齢は若く、内部組成は金属などの複雑なものまで含まれている。 |