| 太陽系の構造から取り残された岩のかたまり。この大きさはほんの数十フィートから600マイルを越えるものまであります。3、500個を越える小惑星が現在確認されています。火星と木星との軌道の間に数多く存在する微小惑星、1801年のケレス発見以来3032個が発見確認されている(1984年4月現在)が、文字通り小さく暗い星ばかりで、小望遠鏡で観測チャンスのあるものは10個ぐらいである。その内発見順に1番から4番までケレス、パラス、ジュノー、ベスタの4星については推算位置が天文年間などに発表される。小惑星の直径は最大のケレスでも1000kmにすぎず、大部分は100km以下となっている。したがって主に木星、土星などの引力の影響を大きく受ける(摂動作用)ので、軌道の変化は複雑である。小惑星の研究は天体力学の宝庫といわれ、無数のかけらのような小惑星は、その起源が惑星の分裂であるかの如く暗示しており、太陽系の生成の研究の一つの課題となっている。日本人の発見した小惑星は30個である(1984年4月現在)。ラインムート発見の1612番星のヒロセは広瀬秀雄博士の小惑星研究の業績を記念したもので、日本の天文学者の名が小惑星に付けられた最初である。 |