世界時(U.T.)
せかいじ(ゆう.てぃい)

時間を科学的かつ技術的目的で用いる標準方法。これは経度0°のグリニジ子午線上の時間(西欧)を基準とします。世界時はかつて正式にはグリニジ平均時またはGMTと呼ばれました。地球の経度0°の子午線、すなわち本初子午線は旧グリニジ天文台(英)の子午環を通る子午線ときめられている。これをグリニジ子午線という。グリニジ子午線は地球の経度基準であると同時に時刻の基準となっていて、これに対する地方恒星時をグリニジ恒星時、地方平均太陽時をグリニジ平均時というが、特にグリニジ平均時を世界時と呼ぶ。世界時は天体の位置計算、観測データの整理などに、世界共通の時刻として天文学で常用される。記号のU.T.またはUTは英語のUniversal timeの略である。日本標準時は東経135°の子午線の平均太陽時であるから世界時より9時間進んでいる。すなわち日本時刻を世界時々刻に換算するには9時間を引いてやればよい。たとえばある年の1月1日0時(JST)は前年の12月31日15時(UT)である。なお世界時より12時間おくれた時刻をグリニジ平均天文時というが、これは昔天文学で正午を0時とする時刻を用いていた名ごりであって、現在はユリウス日の時法に存続しているのみである。

天体用語集 メイン

Team MAKyOS