大接近(火星の)
だいせっきん(かせいの)

火星はほぼ2年2ヶ月ごとに接近する。2年2ヶ月とは火星の衝から次の衝までの時間、すなわち火星の会合周期で、平均日数は780日である。しかし地球の軌道が円に近いのに対し、火星の軌道は離心率が大きい(0.093)ので、接近時の距離は約5600万kmから1億200万kmまで変化する。最接近は当然火星の近日点あたりでおこり、その黄経は336°(みずがめ座の方向)である。地球が太陽から見てこの方向にくるのは、毎年8月下旬であるが、その前後1ヶ月ぐらいの間の距離は大して変わらないので、夏におこる接近はすべて大接近という。小接近は2月下旬の場合である。大接近後、次に大接近が起こるのは、15年目か17年目となる。次の大接近は1986年7月中旬(約6000万km)と、1988年9月下旬(約5900万km)で火星近日点をはさんで2回続く。大接近のころは火星の南半球がよく見え、北半球がよく観測できるのは小接近のころとなるが、視直径は前者の場合の25”に対し14”となり、やや不利である。

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Team MAKyOS