| こよみとは一様な時の流れまたは時とともに変化していく現象に対して、日付を目盛り、人間生活の記録、行事、計画の便利のためにその日付の目盛を適当な周期で区切るものである。社会の生産にも消費にも関係の深い四季の循環周期つまり太陽回帰年を基準とする暦を太陽暦といい、現在世界の共通の暦となっている太陽暦はグレゴリオ暦という。これは16世紀にローマ法王グレゴリオ13世がそれまで行われてきたユリウス暦の閏年のおきかたの4年ごとに1回を400年間に97回に改訂したもので、これにより暦日と季節のずれはほとんど生じなくなり、太陽の視黄経できまる二至、二分の日付も毎年ほぼ一定するようになった。わが国も明治5年から太陰太陽暦を廃止して、当時の先進国にならって太陽暦を採用した。現行暦の年初の時期、毎月の日数の不ぞろい、週日と日付の不一致などについての改暦の運動はかなりあり、世界暦という良案もあるが、改暦による混乱のおそれや一部宗教界の反対などで、実現は望みうすとなっている。(→ユリウス暦) |