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海に沈んだ十字架
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海に沈んだ十字架
No.1779
開始 2004/11/05 16:56
終了 2005/11/05 16:56
1位.
結構うまい
66.7%
(2票)
2位.
ありがとうございます!
33.3%
(1票)
[ ランキング情報 ]
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投票期間:開始
2004/11/05 16:56
投票期間:終了
2005/11/05 16:56
BBS書込み数
42件
投票者コメント数
0件
投票者数
3人
おすすめ者数
1人
42件 11/11
[ BBSメッセージ ]
挨拶のようなもの。
(封架)
このテーを見てくださってありがとうございます。 この小説は、悲恋ものにします。 未熟者が書く小説なので、あまり期待されては困りますが・・・。(まぁ、期待されるかどうか・・) ストーリーは、恋愛に興味のない雅が、隆哉と摂の間で揺れ動く、ような話です。 まぁ、結局は隆哉か摂のどっちかとくっついた後に雅は死んでしまうという・・・。(主人公を死なす作者って・・。) 上にネタバレを多く含みますが、そのあたりを理解しつつ読んでいただければ。と思います。 ちなみに、下(横?)のテー「海で泳ぐ金魚」は、私の友達のテーなので、もしよければ覗いてやってください。
「海に沈んだ十字架」登場人物
(封架)
神山 雅―コウヤマミヤビ― 女。14歳(中3) 高校受験を控えている。 明るい性格だが恋愛に全く興味なし。 小野嶋 隆哉―オノジマタカヤ― 男。15歳(中3) 雅と同じ高校に行くつもり。雅のことが好きで、いつも雅に「スキ」と言っている。 そのため雅はあまり本気にしていない。 郷田 摂―ゴウダセツ― 男。15歳(中3) 雅のことが好き。 学校一の人気者。あまり笑わないため「氷の王子」と呼ばれている。 笑わないで有名で、笑うとしても微笑む程度。しかし雅の前では満面の笑みを見せる。
頑張れ。
(加代)
おもしろそうです☆ そういえば封架さん私の下手なギャグの小説に レス(?)してくれてませんでしたか? ちがかったかな?とにかく面白そう。ここ, №2004だし・・。今年だよ☆(関係ないか・・
無題
(封架)
加代さん> ありがとうございますvv はい、私加代さんの小説にレスしましたよ^^ おもしろそうだったのでv 本当だ!2004ですねぇv やった☆(ぇ
00
(封架)
「受験で忙しいんだからあんまりふざけないでよ。」 いつも私はこんなことを言っている。 そして私の目の前にいるのが、小野嶋隆也。 ふざけた男だ。 「えー、いいじゃんかー。俺の愛のし・る・ぶふぇっ」 隆也が何かを言い切る前に私は隆也の頭をたたく。 一言でいってしまうと、隆也は私のことが「すき」らしい。 ありえない・・・。 恋愛なんてしてる暇ないでしょ。 そんなの、ませた小学生と、大学まで卒業した大人がするもの。 中学三年生が・・・。 それも、高校受験を控えている女が? 「ねぇ、雅っちぃー。そろそろ俺と付き合わないー?」 隆也はいつもこんなことを言ってくる。 だけど私は恋愛とか興味ないし、恋愛して傷ついた人だって、私の周りにたくさんいる。 いったい恋愛のどこがいいんだか・・・? 「おはよう、神山さん。また小野嶋君にからかわれてるの?」 今話しかけてきたのが、学校一人気者、郷田摂。 すごく優しいけど、まわりの人に対してはあんまり笑わないみたい? 私の前では爆笑したりするけど、やっぱそれも上品に爆笑するし。 って、意味わ
00
(封架)
私の前では爆笑したりするけど、やっぱそれも上品に爆笑するし。 って、意味わからん・・・。 「おはよー。うん、あっちは本気らしいんだけどね。」 私にはからかわれてるようにしか受けとれない。と付け足すと、ふっと微笑んだ。 けどそこがアイツの「とりえ」なのかもしれない。 誰にでも素直で、裏表がなくって・・・。 「ふぅん。けど、カワイイよね?ああいうところも。子供って感じで」 摂さんは、「子供」を少し強調させていた。 嫌み? 私はぷっと笑ってしまった。 「ひどくなーい?俺、雅ちゃんのこと本気なのにさぁ。」 ひょこっと隆也が顔を出してきた。 本当、この生活がいつまで続くかどうか・・・。
01(前編)
(封架)
俺こと、小野嶋隆也が、なぜ雅のことを好きになったのか。 思い起こせば、中学一年のころの話になる・・・。 --------------------------- 中一のとき俺は、不良の中の不良だった。 それも今は勉強もまぁまぁできる男になっている。 それもこれも、雅のおかげだった・・・。 「おはよう、小野嶋君。隣の席だね?これからよろしく!」 初めは、番号順に席が決まるモンだから、俺と雅は隣同士だった。 「え・・あぁ、うん。よろしく。」 あの時の俺は、バリバリ不良やってて、金髪だったから、周りの奴は全くと言うほど話しかけてこなかった。 だけど雅は違ったんだ。 俺に笑顔で話しかけてきてくれた・・・。 「ねぇ、お弁当一緒に食べよう?」 雅は、弁当を持って俺の正面に立つ。 「え・・・いいよ、俺食堂行くし。」 俺はその時雅に、恋愛感情なんか少しも持ってなかった。 「じゃあアタシも食堂でお弁当食べよーっと。」 雅はそう言っていつも俺についてきた。 まるで親分と子分だ。 周りの奴らは、俺たちを見てヒソヒソと陰口をたたいてる。 『
01(前編:続)
(封架)
『あんな奴といる女なんかきっと遊びまくってる』 とか、 『アイツの本性を知らない』 とか・・・。 「なぁ、もう俺についてくるの止めろよ。」 俺はもう疲れたんだ。 雅と一緒にいることに対してじゃなくって・・・ 雅に対しての陰口を聞くことに対して・・・・。 この時点で俺は変わってた。 なんでだろうな、雅の笑顔が俺の救いだったんだ。
01(中編)
(封架)
「え。なんで?」 雅はキョトン、とした目で俺を見る。 天然というか、ガキというか・・・。 「お前がいつもついてくんのがうざいんだよ!」 口と心が一緒に動いてくれることはなかった。 あの時の、雅の悲しそうな目がまだ脳に焼き付いてる。 「ん・・わかった。じゃあ、もう付きまとわないから。じゃあね?」 雅は、苦しそうな笑顔を俺に見せた。 なんでこんな笑顔を見なきゃいけなかったんだか・・・。 ---------------------------- その日の帰り道、俺は他校の不良らに目をつけられた。 たった四、五人の不良、いつもの俺には楽勝だった。 だけどその日の俺はいつもとは違ったんだ・・・。 あの、痛々しい笑顔が頭に浮かんで、体に力が入らなかった。 「もう終わりかよ?口ほどにもねぇ奴。結構有名な不良かと思ったらこれだよ。」 その不良のリーダーは、ハッと鼻で笑うと俺の腹に蹴りを入れた・・・ ハズ。 「う゛っ」 聞こえた声は女の声、しかも悲鳴のような声。 薄っすらと開いた目に映ったものは無情にも、俺に心を開いてくれた唯一の女だった
01(中編:続)
(封架)
「み・・やび・・・」 俺にはもう喋る力すらなかったっていうのに、目の前のたった一人の女を守りたい気持ちの方が大きかった。 「おいおい・・そんな体で何をするってんだ?」 立ち上がった俺を見て、雅と不良らは驚いていた。 「テメェらぶっコロス。」 俺は最後の力を振り絞って不良らを倒したが・・ もう自分の体が息を吸ってるのか、吐いてるのかわからなかった。 「ダメだよね・・。私、もう付きまとわないって言ったのに。」 雅は泣いていた。 なんで俺のために泣く? なんで俺を助ける? なんでこんなにも、目の前にいるただの女が輝いて見える? そんなことを考えながら、俺の意識は遠のいた。 俺、死ぬのか?
01(後編)
(封架)
「・・・まくん。おのじま・・・小野嶋君っ!!」 耳に入る、女神のような高く透き通った声。 手に感じる暖かい温度。 「神山・・・。」 ハッキリとはわからない現実。 だけど君は僕の隣にいてくれたという事実。 「よかったよっ・・。目開けてくれてっよかったぁ・・・っ」 雅の目からは涙が溢れ出ていた。 これは、きっと現実なんだ・・・。 だってさ、雅が一生懸命握ってくれてるこの手が・・・。 痛いくらいに暖かいからさ。 ----------------------- あのゴタゴタが終わった後、俺は髪を黒く染め、「不良」を卒業した。 それ以来、みんな俺に普通に話しかけてきてくれるし、中には勉強を教わりにくる奴もいる。 こんな生活を取り戻したのは、きっと神山雅という女のおかげ。 俺は恋をしたんだ。 神山雅という、素晴らしい女に・・・・。 「好きだーー雅ー!」 いつも叫ぶように言うこの言葉。 冗談だと思われてるかもしれないけど、本気なんだ。 「うっるさいこのタカヤンマー!」 眉の間にしわを寄せて出されるこのキツイ言葉も、お前が言えば
01(後編:続)
(封架)
「うっるさいこのタカヤンマー!」 眉の間にしわを寄せて出されるこのキツイ言葉も、お前が言えば幸せへの一歩になるんだ。 そう思ってるのは俺だけかな? いつかきっと、お前を正面から見て。 真剣な目で。 「好き」という、本当の気持ちを伝えるよ。 だからきっと待っててくれるよな?
隆也編(?)のあとがき
(封架)
今回は、隆也がなぜ雅のことを好きになったか。 という話をどうしても書きたくて書きました^^ 明日か今日、摂編も書こうかと思っています。 と、いうか・・。「隆也・摂・雅」の順でそれぞれの思いをつづった話を書きたいと思います。(隆也はもう完結しましたが) それから本編(まぁこれも本編なのですが)を書こうかと思います。 この三人の思いはわかっておいていただきたいので・・。 隆也と摂は、雅のことを好きになった理由。 雅編は、お楽しみということで(笑) まぁ、隆也と摂に関わっていることは確かです。 ちなみに、隆也・摂編は回想になっていますが、雅編は「今」を書かせていただきます。 それと・・・、「結構うまい」に投票して下さった方(項目追加して下さった方)ありがとうございます! 励みになります! これからもがんばって書くので、よろしくお願いします。
02(前編)
(封架)
僕が神山さんを好きになったのは、中学二年生の、冬の出来事でした。 --------------------------- ザーザーザー・・・。 じゃじゃぶりの雨のなか、僕は必死に走っていた。 なぜ走っていたのか? それは、母の死が原因でした。 「摂。いつかあなたが結婚して、子供ができて孫ができて・・・。あなたの奥さんはどんな方なのかしら?見てみたいわぁ・・・」 ついこの間まで、こんなに元気に。こんなにくだらない話をしていたあの母が・・・。 心臓の発作で亡くなった。 僕の奥さんを、僕の子供を、僕の孫を見るんじゃなかったのか・・・? もっと長生きしてほしいから、神社にお参りするときも、いつも母の寿命が延びるようにと祈ってきた。 なぜ神様は、僕の願い事を叶えてくれないんだ? ズルイよ・・・。 「ねぇ、僕のお父さんは一体どこにいるんですか?」 まだ母が生きているころ、ふっ、と発してみたこの言葉。 母はその瞬間とてつもなく悲しい目をした。 「遠いところよ。お父さんはね、遠い国で幸せに暮らしてるの・・・。だから邪魔しないであげよう?」
02(前編:続)
(封架)
「遠いところよ。お父さんはね、遠い国で幸せに暮らしてるの・・・。だから邪魔しないであげよう?」 僕は一瞬、お父さんは死んだものかと思っていた。 だけど、違ったんだ。 お母さんが死んだときのようなじゃじゃぶりの雨の日。 写真で見ただけのお父さんが、綺麗な女の人と一緒に歩いていたんだ。 そのとき、僕は父をも亡くした気分になった。 父は、僕の顔をじっと二、三分見つめて・・・。 何も言わずにどこかへ行った。 もう、僕の父はどこにもいない。
はじめまして。
(刹那 櫂斗)
とっても面白いです、なんか雅ちゃんと隆哉君の 行動の様子とかが分かりやすくてすっごく上手いです^^ これからも頑張ってください!
無題
(封架)
刹那 櫂斗さん> ありがとうございます^^ 行動の様子などに一番注意して書いているので、そこを見ていただけてとても嬉しいです^^ これからもよろしくお願いしますね。
02(中編)
(封架)
『かわいそうにねぇ。お父さんもお母さんも居ないもんだから、親戚の家にお世話になるそうよ?』 『まぁ・・・。だけどあの子はしっかりした子だし、迷惑とかきっとかけないでしょうねぇ?』 『あの子は別に問題ないんだけど、親戚の家っていうのが・・・』 ヒソヒソと立てられる噂話が、痛いくらいに僕の耳に入ってくる。 僕はそこに立っていることも許されないのか・・・。 僕は母の葬儀が行われる前に、雨の中を走り出した。 何をしているんだ? 息をしているのか・・・。 なぜ生きている? そうだ、死のうか――。 次の日、僕は学校の屋上に立っていた。 僕は何をしたいんだ? 死のう、と固く決意した心がゆがみ始めてる。 今ここから飛び降りれば、きっと僕は母の元へ逝ける。 「なにしてんの?!」 そんな時、バッタリとその様子を発見したのが神山さんだった。 神山さんは、バッと僕の元に走ってきた。 なぜだ?彼女の目に涙が溢れていた。 「死ぬんですよ、僕には何も残っていないから・・・。」 僕は素直にそう言った。 なぜだろう?彼女の前では素直になれた。
02(中編:続)
(封架)
「死ぬんですよ、僕には何も残っていないから・・・。」 僕は素直にそう言った。 なぜだろう?彼女の前では素直になれた。 初めてあった人なのに・・・。 「ダメだよぉ・・・。せっかくお母さんが生んでくれたのに、命をそまつにしちゃダメだよーっ」 神山さんは、目から溢れ出てくる涙を、自分の指で拭いながらそう言ってくれた。 その瞬間、もう僕が生きているのか死んでいるのかわからなくなった。 「母はもう死にました。」 口を開いた瞬間、僕の脳裏に蘇った母の笑顔、父の笑顔。 僕の涙・・・・。 なぜ、父と母は笑っているのに、僕だけ泣いている・・・?
02(後編)
(封架)
「じゃあ、お母さんの分まで生きようとか思わないっ?!」 神山さんはいきなり声を張り上げた。 この声を聞いたら、死ぬことさえも面倒くさくなってきた。 「生きてどうなる?・・、誰もいないのに。居場所もないのに」 僕は冷静とも言いがたい口調だった。 「居場所だったら作ればいいっ。誰もいないなら、友達とか親友を作ればいい。私だっているよ?」 そう言うと神山さんはふっ、と微笑んだ。 まるで幼い少女のように・・・。 「生きてて・・・、何かメリットはある・・?」 僕はもう疲れたように地べたに座り込んだ。 そして、空を見上げた。 「んー・・・と」 神山さんは俯き、考え込んだ。 そして、ハッとしたような顔で僕を見た。 「美味しい食べ物をたべれる!」 あんぐりと開けた口から、笑いがこぼれる。 「アッハハッ、そういう意味ねっ。おもしろい、おもしろい」 僕はいつの間にか腹の底から笑っていた。 こんなに笑ったのは初めてだ。 母や父の前でもこんなに笑ったことはなかった・・・。 「えー・・本気だったのになぁ。」 神山さんは、安心したようにケラ
02(後編:続)
(封架)
「えー・・本気だったのになぁ。」 神山さんは、安心したようにケラケラと笑った。 彼女の前だと、心の底から幸せだと思えたんだ。 「わぁ・・・雪だぁ!」 神山さんは、空を見上げながら手を振った。 まるで空にいる「誰か」に手を振るように・・・。 「・・・。」 僕はその様子をずっと見つめていた。 この人と一緒であれば、きっと冷たい氷でも、”暖かい何か”になるんだ。と思えた・・・。
摂編のあとがき
(封架)
完結しました、摂編・・・。 母の死と、父の不倫のようなものが重なって、ボロボロになっているところへ雅マン登場!と・・・(笑) 私的には、摂編よりも隆也編の方が好きですねぇ。 摂編は、思いつきのネタだったので・・・。 まぁ、隆也も半分くらい思いつきだったんですけどね。(ただ、隆也には不良というイメージが少しあったので) 雅編は・・どうしましょうねぇ。(今日中に書く予定なのにまだネタが・・) まぁ、雅編は「今」を書く予定だし、心の揺れ動きでも・・・。(うわっ) どちらに傾くかは書いている間に考えましょうね。(ぇ) ところで、中学一年、二年の雅は、あんなに正義感が強かったのに、なぜ三年になったらこんなに冷たくなったのー?(書いてる私がわからない) けど、その理由は”まだ”書く予定はないので。(いつか書くかも) いざとなったら、「隆也と摂。どっちとくっついて欲しいですか?」という質問がでる「かも」しれません。(おい) まぁ、くっついても雅は死ぬんですけどね。(そんなあっさりと・・) 感想などを少し頂けると嬉しいです^^(刹那櫂斗さんありがとうご
03(前編)
(封架)
「ねぇ、雅チャン。今日一緒にゲーセン行かない?」 私に話しかけてきたのは、「もちろん」隆也。 「行かない。受験で忙しいって、いつも言ってるでしょ?」 私は呆れるようにため息をつく。 受験、受験って。私、「受験」を言い訳にしてるみたいだ・・・。 「ふーん。じゃあ、勉強会やろーよ。氷の貴公子も呼んで・・・」 隆也の視線の先には、摂さんが立っていた。 なぜか、隆也は摂さんにライバル心を抱いている。 「そうだね、摂さん頭いいし!」 私は、嫌みっぽく言ってみた。 案の定、隆也は軽く頬を膨らましている。 「どーせ俺は頭悪いですよーーっだ。」 隆也は机に顔をうずめてしまった。 こういうところが少し可愛かったり・・・。 「かわいいねぇ、アンタって・・。」 私は、のん気というかなんというか・・とそっと呟きつつ、隆也の頭をくしゃっと撫でた。 「神山さん、どうしたの?その”猿”」 摂さんは、クスクスと笑みを浮かべながらそう言った。 私も、少し笑いつつ。 確かに隆也は猿のような性格だ。 「ちょっと拗ねちゃって・・・。ところで、今日勉強会に来ま
03(前編:続)
(封架)
「ちょっと拗ねちゃって・・・。ところで、今日勉強会に来ません?」 私は、話を反らすように、ニッコリ笑ってこう言った。 「いいね、二人だけ?」 摂さんは、キョトンッと首を傾げた。 私は、隆也に視線をやりながら・・・・。 「この”猿”も一緒です」 とクスクス笑った。 その時の隆也の、怒り爆発寸前の表情は誰も見なかった・・・。
03(中編)
(封課)
「さようならー」 私と隆也と摂さんは、先生に挨拶をすると、私の家へ向かった。 どこで勉強会をやるか。っていうので、私がジャンケンに負けたので、私の家でやろうということになったんだ。 「雅チャンの部屋ってどんなんだろー」 隆也が一番ノリノリだった。 朝、プリプリ拗ねてたかと思うと、もうお気楽そうにケラケラ笑ってる。 どのスイッチで切り替わるんだか・・・。 「神山さんの部屋は、キチンと整理されてるイメージがするなぁ。」 摂さんまでもが私の部屋について勝手な想像をしている。 全くこの二人は・・・。 「見てからのお楽しみってことで!」 私は、この一言でこの場を逃れた。 そんなこんなで・・・私たちは、神山雅の家へ到着。 全く、お母さんがどんな顔をするか・・・。 〔がちゃっ〕 ドアを開ける、鈍い音が聞こえる。 「ただいまー」 私は、こう言って靴を脱ごうとする・・・。 きっとお母さんが来て、「どっちが彼氏なの?」とか言うんだろうなぁ・・・。 「あら、お帰り~・・・。あらま。男の子?どっちが彼氏?」 ほらね?お母さんはいっつもこんなことを
03(中編:続)
(封架)
「あら、お帰り~・・・。あらま。男の子?どっちが彼氏?」 ほらね?お母さんはいっつもこんなことを聞いてくる。 好きな人は○○くんなんでしょ?とか、好きな人じゃあ誰なのよ?とか。 「僕で・・」 隆也が、身を乗り出して「僕です」と言いかけたその瞬間。私の手が隆也の口をふさいだ。 全く、何を考えてるんだか。 「どっちでもないです!隆也っ勘違いさせるようなこと言わないでよね!」 私は、声を張り上げると、二階の自室へ向かった。
03(後編・前)
(封架)
〔チッチッチッチッチ・・・〕 静かな部屋に、時計の音だけが鳴り響く。 「神山さん、ちょっとトイレかりてもいいかな?」 スッと摂さんが立ち上がった。 「あ、はい。トイレは・・・階段を下りて左側です。」 私は慣れた口ぶりで説明した。 ありがとう、と摂さんは微笑むと、トイレへ行ってしまった。 「う・・・」 私は今頃この状況に気づいた。 隆也と二人きりなのだ、と・・・。 「こ・・ここわかる?」 私は、自然に。とまではいかないが、この場をしのぐため、わかりきった簡単な問題の解き方を隆也に聞いた。 「ここは・・」 隆也は、身を乗り出して説明してくれた。 あれ・・? 隆也ってこんなに声低かった・・・? 「わかった?」 隆也は、一通り説明を終えると、ノートに目をやっている私の顔を覗き込んだ。 「えっ・・あ、うん。なんとか―。」 私は、あたふたしてる様子を隠せそうになかった・・。 なんだろう・・・?いつもと違う感じ。 「ホントにー?雅チャン天然チャンだからなぁ。」 隆也は、くどいほど「ちゃん」をよくつける。 なんでだろ
03(後編・前:続)
(封架)
「ホントにー?雅チャン天然チャンだからなぁ。」 隆也は、くどいほど「ちゃん」をよくつける。 なんでだろう? 「ただいま―。」 そんなことを考えていると、摂さんが戻ってきた。
03(
(封架)
「え・・・あ、おかえりなさいっ」 私はなぜか顔を真っ赤に染め上げる。 体温がどんどん上昇していくのがわかってしまう。 「どうかしたの?僕がいない間に・・・・」 摂さんは、ふっ、と隆也の方を向く。 隆也は、顔の前でブンブンと手を振っていた。 「なんでもないですっ」 私は慌てて視線をノートに返す。 ヤバイ・・・なんでこんなに隆也が気になるの? 「あ、と・・。俺ちょっと近くのコンビニでお菓子とか買ってくるわ。」 隆也はすくっと立ち上がって、部屋を出た。 今度は摂さんと二人きり・・・・。 「ど・・どうしよ・・・」 思わずこぼれたこの一言。 「ん?どうかした?わからないところがあったら言って?」 摂さんは、私の顔をじっと見るとこう言った。 うはぁ・・・・ヤバイ、ヤバイ。今まで男の人と二人って滅多になかったのに・・・。 今日は二回も・・。 「ハッハイッ」 私の声は裏返ってしまっていた。 「どうかした・・・・?」 摂さんは、そっと首を傾げた。 ふぬーーっ。雅ピーーンチ!! 「なんでもないです!!あ、飲み物持ってきますっ」
03(後編)
(封架)
「あれ?どうしたの雅チャン。」 私が、飲み物を持ってくる帰り、階段のところでバッタリと隆也と遭遇。 「え、あ。飲み物をねっ」 私は、持っている飲み物に視線を移した。 今日はよく目を動かすなぁ。 忙しすぎ・・・。 「ふうん。俺持つよ。重いでしょ?」 隆也はそう言うと、私から飲み物を受け取ってくれた。 ひゃぁっ指!!指触れてるーっ。 「大丈夫?雅チャン。指震えてるけど・・・」 隆也は私の顔色を伺うように顔を覗き込んだ。 もうイヤーーっ。 「大丈夫、大丈夫っ」 私は、そう言うと早足で部屋へ向かった。 「ふーん。じゃあいいや。」 隆也も、そう言うと私の部屋へ向かった。 もう、早く終わって勉強会・・・。 ------------------ 「んー。そろそろ門限だし帰るわ。」 隆也はそう言うと立ち上がった。 「じゃあ、僕もそろそろ帰ろうかな。」 摂さんも隆也に釣られて立ち上がった。 「あ、今日はありがとう・・。楽しかったっていうか勉強になりました・・・。」 私は、くたくたの口を一生懸命に動かした。 早く帰って・・・。失礼
03 更に続;
(封架)
「あ、今日はありがとう・・。楽しかったっていうか勉強になりました・・・。」 私は、くたくたの口を一生懸命に動かした。 早く帰って・・・。失礼だけど・・・。 「ん。またやろうなぁ。」 隆也がそう言うと、摂さんもニッコリ笑いながら頷いた。 いや、もうやらないでいいですから・・・・。 神様、忙しい日々をありがとう――。
雅編あとがき
(封架)
終わりました、「隆也・摂・雅編」。 話数は雅編が一番多かったくせに、内容は一番つまらなかったと・・・・。(汗) ちなみに、雅が結局どちらに傾いたかは、読者の皆様の考え方によります。(笑) 結局、この中で一番まともな話っていうのはなかった気が・・(苦笑) あえて言うなら、私的にやはり「隆也編」が一番話がまとも(?)だったかと・・・。 まぁ、ネタ的に面白かったのは摂編ですかね。 ちなみに、なぜ摂だけ「さん」が付いているのか・・。 もちろん、摂も隆也も雅も同じ学年だし、隆也と摂は同い年なんですが、やっぱり隆也とか雅より、摂が一番大人系。見たいな・・・。 兄肌・・・(笑) やっぱ、今のところ思い入れが強いキャラは「隆也」ですかね。 けど、「隆也」と雅か、「摂」と雅か・・・。は、まだ決めておりません。 もし皆様に意見があれば参考までに聞いてみたいかと・・・。 「結構うまい」に、一票追加されました! ありがとうございます!! これからもがんばるので、よろしくお願いします! それでは。
04
(封架)
「ねぇ・・・。人って死んだらどうなるの?」 唐突に、私は隆也にこんなことを聞いてみた。 なぜだろう?ほんの今、この瞬間。この言葉が頭に浮かんだ・・・。 何かが起こる前触れだろうか? 「え・・。雅チャン。何ブルーに入ってんの?」 隆也はキョトっと私の顔を見た。 ブルー・・? 「ブルーっていうか・・・ブラック?」 私は、「ブラック」を少し強調させてみた。 その時隆也は、目を点にしてクスクス笑っていた。 「ふーん。オレが思うに、死んだあとっていうのは・・」 隆也はケタケタと笑いながら話した。 そして、授業中。 ---------------- 『オレが思うに、死んだ後って言うのは・・・、何もないと思う。 だって、死んだ後にまた何かあったら、なんだかかわいそうだし。 楽しいことがあっても、死んだ後には素直に喜ぶことはできないだろうしさ。 だから、特になんもないんじゃない?』 隆也らしい答えだった。 それに、納得できる答えでもあった。 きっとこれが、「隆也」っていう男の中身なんだ。って思えるようなところもあった。 「じゃあここを―。
04(続
(封架)
「じゃあここを―。神山。」 私は、ボーっと窓の外を見ていたから、問題なんかもちろん聞いてなかった。 「えっ!!えっと・・どれですか?」 私は素直に聞いてみた。 「21ページの問一だ。」 先生は、呆れたように溜息をついた。 これが・・・、今私が生きている長い時間のうちの一時だと思うと、なんだか悲しくなってきた・・・・。
05(早くもまもなく最終回・・。
(封架)
「そろそろ告白しても・・いいかなぁ・・・。」 私の知らないところで、摂さんは何かを決意していた。 もちろん、この言葉は私の耳に入ることは一切なく・・・。 ザワザワと教室が騒がしい。 なんだろう?と思い、私は人の集まっている机へ向かう。 「どうしたの?」 私は、近くの友達に今の状況を聞く。 「あ。雅!!今日摂さんが告白するっていうから、女子が騒ぎまくっちゃって!!」 私は一瞬目が点になった。 それらしい女子もいないし、一体誰なんだろう? 「あ、神山さん・・・。」 摂さんが私に近づいてくる。 「え・・はい?」 私は、キョトンッと目を真丸にした。 「ちょっと来てくれる?」 一体なんだろう? 私、何かしたかなぁ・・・・。 そして私は、摂さんに体育館の裏へ連れて行かれた。 「どっどうしたんですか?」 私は、摂さんに強く握られて痛んできた腕を振り解く。 一体何がしたいの?こんな摂さん初めてだよ・・・・。 「神山さん、僕は、神山さんのことが・・・好きだよ。」 一瞬、ザッと風が吹いた。 まるで神風のように・・・。
05(続
(封架)
「え・・・?」 耳を疑った。 だけど、私そんな・・・。 摂さんとは友達でいたい・・・。 この気持ちを素直に伝えるのは・・・・? 「けど私、摂さんとは大事な友達同士でいたいし・・・・。」 私は、俯きながら。呟くようにこう言った。 「そっか。隆也とお幸せに・・!」 摂さんは、笑顔でこう言った。 隆也と・・・幸せ? 私は、一体この一言がどういう意味なのかわからなかった。
06
(封架)
何だったんだろう。 未だに、何が起きたかを整理できずにいる。 「雅チャンどうしたの?」 そんな私の目の前に、いつも通り隆也が立っている。 『隆也とお幸せに・・・!』 私は、この一言を思い出して顔を真っ赤に染め上げた。 隆也の前ではなんでこんなに緊張するんだろう? 「ふーん・・・。ねぇ、雅。」 隆也はいきなり真顔になった。 「みやび」と呼び捨てされたのは、中学一年の時以来だったから、なんだか少し恥ずかしかった気もした。 「な・・なに?」 私は少し焦ったが、なんとかポーカーフェイスを装った。 一体この後何が起こるのか、私には想像もできなかった。 「スキ。」 隆也が、真面目な顔で。本気で「すき」と言ったのは初めてで・・・。 あまりにも格好よく見えすぎて・・・。 摂さんに告白されたのとはまた違う感じだった。 「わ・・・たし・・・」 私は本当は隆也のことが好きだった。 不良の隆也も、積極的な隆也も。 だけど、なんて答えればいい?
07(あと、二話ほどで終わります・・。
(封架)
「正直に言って?俺は、嫌われても雅のこと好きだから。」 隆也の落ちついた口ぶりに、少し驚いてしまった。 「私は・・・」 本当に、なんて答えればいいのかわからなかった。 私が素直に言えば、私は後悔することはない。 だけど、私が素直に言わなければ、隆也は他の人と幸せになってくれるかもしれない。 私が傷つくか、隆也が傷つくか・・・。 だけど・・、今を大事にしたいから・・・。 「私も、隆也が好き・・・。」 言ってしまった。 こんな短い一言が。 こんな重い一言が。 私と隆也の運命を、逆転させた・・・。 --------------- 一年後、私は隆也、摂さんと同じ高校に通い、今までどおりの生活を送っている。 ただ一つ、隆也が私の最愛の恋人だということを除いて。 「隆也、少し喫茶店に寄らない?」 私たちは帰り道、いい雰囲気の喫茶店を見かけたので、そこに寄ることにした。 そこまでの道には、「地獄」というものが待ち受けていたことは、もちろん誰も知らない。 ただ一人、神様を除いて・・・。
08(おそらく次で終わりです。
(封架)
〔キキキィィイィイィィイィイイィイイイイィ!!〕 地獄への効果音。 私の耳から離れることはなかっただろう。 この瞬間、私がこの世から去ることさえなければ・・・。 「雅・・・?雅・・みやび・・・。」 ガクガクと隆也が震えている。 なぜだろう?意識が遠のく・・・。 まるで、どん底の闇へ引きずり込まれるように・・・。 私は、そのまま息を引き取った。 おそらく、あのまま恋愛なんてしていなければ、今頃隆也は他の人と幸せになっていた。 なんで私は素直に、こんなに重い気持ちを隆也に伝えてしまった・・・? 「嫌だぁあぁあぁああぁああ」 隆也が泣きながら、腕を震わせながら。 叫んでる・・・。 ねぇ、私たち短い間だったけど・・・。 幸せだったよね・・・。 素晴らしい時を過ごせたよね。 きっと、永遠に忘れることはないよね・・・・?
最終話(短い・・短すぎる。早すぎる。滅茶苦茶だ・・
(封架)
雅が俺の前からいなくなった。 なんでいなくなったなんて、 雅が何をしたかなんて、 誰も知らない。 周りのやつは、俺の心から雅が消えてしまえば雅はもう完全にいなくなる。 なんてキレイゴト言うけど。 お前たちが大事に思っていたやつがいなくなって、そいつが自分の心から消えるなんてことあるか? 有りえない。 俺は、あの道路の近くの歩道に、いつも一厘の花を植えている。 いつか、雅の生まれ変わりに出会えるようにと願って。 それが例え、どんな出会い方にしろ、俺はまた雅の生まれ変わりを愛することを祈って・・・。 黄色いヒヤシンスを・・・。 花言葉は、「あなたとなら幸せになれる」 忘れないでくれ。 俺はお前と愛し合った短い時間。 生まれてから死ぬまでの間で、一番幸せだと感じれたんだ。 きっと、雅はわからなかったかもしれないけど・・・。 お前は俺の女神だった。
あとがき(反省文)
(封架)
さて、”何がしたいテー作”こう思われた方は少なくないと思います。(じゃあもっとまともな終わり方しろよ) 実際、テー作もよくわかりませぬ・・・。 まぁようするに。 雅と隆也はくっついて、隆也と雅は短い間幸せだったと。 だけど雅は、隆也は本当に私といて幸せだったのかな?という疑問を残したまま逝ってしまったと・・。 全く、こんなにかわいそうな話を作るテー作は最低だ。(自分で言うな) 誰だね、こんなネタを考えたのは・・。(私ですすみません) すみません、上はただの反省です。(余計な文多すぎ) 皆様が、この物語から何を得られたか・・。 私には想像もつきません。 それより、何かを得ることはできたのかすらわかりません。 けれど、何かを得ることができたのならば。 その「何か」を教えていただきたいです。 もしよければ、書き込みよろしくお願いします。 心よりお待ちしております。 それでは、「海に沈んだ十字架」 お読みいただいてありがとうございました!! 性懲りもなく、また新しい作品を書く予定ですが、その時はまたよろしくお願いいたします。
お知らせ
(封架)
新テー。 「きっと私は死んでいる」を書きます。 ストーリーは、そのテーに書きますが、ジャンルは一応ここでもお知らせしておきます。 「いじめ系」です。 初めてのジャンルなので、全くわからないし、みなさんイジメ系を気に入っていらっしゃるようなので、ご期待に副えるかどうかはわかりませんが、できる限りがんばります(がんばらないでいいから書くのやめて。という意見は聞きませんので。) それでは。