壮大なスケール
文明が崩壊した未来の日本が舞台で、国民は暴君による圧政に怯えて暮している。主人公は将来この国を変えると予言された「運命の子」タタラ。タタラの双子の妹更紗は予言が災いして赤の王に殺された兄タタラに変って皆を救うために「運命の子」タタラとして立ち上がる。仲間を集うために旅にでる更紗。その旅の途中で出会った謎の男朱理と出会う。朱理は兄の敵赤の王その人である。しかし二人は互いの正体を知ることなく惹かれ合ってしまう…。といったオーソドックスなストーリー展開だが、何がすごいってこの話には主役が4人いるって所、更紗は勿論だが朱理・揚羽・浅葱この3人も主役並みの役割を担っていると思う。特に預言者によって「運命の女」を捜してそれが更紗だと信じて全てを更紗に賭け、見返りを求めない愛に強く共感してしまった。あんたなんてええ男なの!!って思った人は全国に大勢いることだろう。
朱理も「災いの子」として予言から逃れようともがいて生きていた。更紗がタタラだとわかってからの朱理の心理描写はすばらしいの一言。もどかしさがひしひしと伝わってくる。殺したい相手が最愛の人で、彼女にした己の罪に苦しむ朱理。
浅葱は最初とっ