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![]() 友香 |
![]() YUI |
![]() あき |
第三話(後編) -自分の気持ち-入学してから早、2ヶ月。 二人の片思いが芽生えてから2ヶ月。 そう。今は6月。 大学生活にも慣れ、水瀬の一人暮らしもだいぶ落ち着いてきたようだ。 水瀬は一人暮らしをしているが、実は、松岡はほかの生徒と寮生活をしているところだった。松岡はまだ水瀬にそのことを言っていない。と言うよりまだそこまで話す仲ではない。まだこの頃の彼の心の中にはこんな気持ちはなかったのだろう。 別に話しても損はないと思うが、松岡は自分へのおかしなこだわりがあり、言いたくない気持ちがあった。 そこで彼は不可能な行動にでた。 ・・・バイトをしてマンションを借りる・・・ さすが天然松岡智則。 松岡を知る人は皆、声をそろえ「彼は不可能を可能にする男だ」と言うが、これからすることは間違いなく無理だ。 彼もそう悟った。 そして、実家の銀行マンの父に頼み込み、大学の近くにマンションを借りた。 しかし、松岡は気が付いた。彼と水瀬の仲はまだ遊びに行ったりするほどではない、と。 一方、水瀬もあの自習室で彼にあって以来、自分の松岡への気持ちが大きくなったと確信している。 水瀬は学校が終わり、家に帰ってからしばらくして、ふと我に返ると手にはまだ新しい家の受話器を握っていた。目の前に張ってある小さなコルクボードに目を移し、あの人の電話番号を押す。 あの人は出てくれるのだろうか、そんなことを思いながら単純な数字たちをどんどん押していく。もう十個のボタンを押した。・・・最後の数字が押せない。2のボタンのところに水瀬の白くて細長い指が行き来する。 2・・・2・・・2・・・この0より二つ大きい数はそのときの水瀬にとっては無限なる未知数に感じた。 結局、水瀬は最後の数字を押すことができなかった。 👍 [No13] 2004/06/29 19:05 ![]() | ![]() YUI |
![]() YUI | 第三話(前編) -ふりかえる-二人は共に携帯番号を教えた。 少し話を振り返る。 水瀬、松岡は出身地が近く、愛知、大阪だ。 前回の松岡の台詞、出身地を答えたときのあの台詞・・・「地球」という言葉でだいたい彼のキャラがわかっただろう。・・・天然。松岡にはこの二文字がつき物だ。 それにかわって水瀬はもうお分かりの通り、社会科教師を目指すしっかり者の18歳(まだ誕生日を迎えていないので) しかし、こんな2人にも共通する点がある。それは『美』という一文字の単語。 そしてもう一つ・・・。今、二人とも、自分は片思いをしている・・・と勘違いしているところだ。 これがしばらく続くことになる・・・。 👍 [No12] 2004/06/29 18:44 ![]() |
![]() YUI |
![]() 鶫 |
![]() YUI |
![]() 芽衣 |
![]() 瑞樹 |
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第2話 -大学生活-水瀬は教師志望で、科目は社会科だ。水瀬は志望学校が変わっても同じ夢を持ち続けている。 入学式も終わり、無事に大学生活のスタートをきった。すぐ友達もでき、なんとも水瀬らしい。入学早々、水瀬は東大1年生のマドンナになり彼女に心を動かされた男も多々いる。 同じ部で松岡智則というイケメン東大生がいた。彼も水瀬に心を奪われたうちの一人である。実は水瀬もちょっと気になっていた相手だった。 水瀬も松岡も友達が多く普段は同姓の相手と話しているのでなかなか2人で話せる機会がなかった。 ある日、自習部屋で2人きりになった。 (これから先、水瀬の台詞は水、松岡の台詞は松、というかたちにします) 松:あの、教育学部の水瀬さんでしたよね?? 水:そうですけど・・・ 松、水:・・・。 やばい。会話がとぎれた。あせる松岡に対し、冷静沈着な水瀬。15秒ほどだろうか、水瀬はかわいらしいえくぼをほおにつくりながらわらいだした。なぜだかわからない。松岡もとうとう噴出してしまった。美女と美男。2人が笑っているところはとても絵になる。水瀬が話を持ち上げる。 水:すいません。急に笑いだしちゃって。 松:俺もごめん。 プッ(笑) また笑い出す松岡。 水:面白い方ですね。どこの出身ですか? 松:地球。 水:じゃぁ、私も地球だな~。もっと細かく言うと愛 知!もっと細かく教えてくれないと範囲広すぎる よ。 松:えっと~、俺、大阪。結構近くない?? 水:うん、近い!私、バリバリ関西弁使えるんだけ ど、そっちは?? 松:こっちもめっちゃそうだよ! 水:よかった~。関西弁で話せそうな相手がいて。 松:俺もだよ~。あと、うちの学年で関西人っていな くない?? 水:いない・・・と思う!! 松:あとで携帯番号教えて。俺のも教えるから。 水:いいよ。 話がもう誰にも止められないほどに弾んでいる。そして、二人は家に帰った。後ろ髪を少し引かれながら・・・。 👍 [No5] 2004/06/27 02:50 ![]() | ![]() YUI |
![]() YUI |
第一話 -大学への道-一昨年度、昨年度、そして今年度までも水瀬の所属しているバレー部はみごと春高バレー出場。そして優勝。水瀬は内心、できれば今年の春高は出場したくなかった。しかし、エースだけあってでざるおえなかった。やはり、今年も「優勝」という二文字を学校(愛知心美高校)からたくされ・・・・。優勝カップを手に東京へ戻ってきた。 話は少し戻り、なぜ水瀬は春高に出たくなかったのだろうか。・・・そうだ。水瀬は今年、受験生だったのだ。 水瀬は文武両道を極める女で成績はトップ、運動神経もずばぬけでいた。彼女は自分の第一志望校を目指しそのまじめな精神で高1の頃から勉強を始めていた。だが、塾講師、学校教師から共に「東大へ行かないか。」と何度も進められて、そして彼女は推薦という形で進路を東大へ移した。 そして見事合格。4月からは地元愛知を離れ、東京で一人暮らしをすることになった。 👍 [No3] 2004/06/27 02:17 ![]() | ![]() YUI |
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