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![]() 匿名 |
![]() 伊理 | Ⅲ現実の世界――今日も私は学校へ行く。 通学路には踏み切りがある。 (今、物語の「世羅」みたいになろうと思えばなれる) そんな事を思ってしまった。何故か、気が少し軽くなった。 (何バカなこと言ってんの。死ぬ理由なんてないじゃん) (それじゃあ、何で物語の中の世羅は死んだの…?) 校門に着いた。 校門を潜って、校舎へ向かう。 玄関ホールにある長椅子の上で朝の居眠りをする女子が2人。私は微笑んだ。微笑ましかったから。 (勉強してて寝不足だったのかな) この学校は進学校。勉強がしたかったからこの学校に入ったが、入ってみると酷かった。いじめは日常茶飯事と化していた。 (でも私は生き残った) この私立霜坂学園は、進学校。学力さえあれば、何でも手に入る。 逆に、学力が少しでも入学当時より衰えた人は生きれない。教師又は生徒のいじめを受けたり、ハミゴにされたり… (まるで物語の中の世界みたい…) 物語の世界は、私が書きさえすれば、何でも出来る。死んだ人を蘇らすことも出来てしまう。 逆に、書かなければ、物語は進まない。キャラクター達は永久に止まったままだ。 (でも、物語の世界の方が、書かないからっていじめられたりしないからまだマシよね) 私は少し気が楽になった。 物語、次はどう展開させよう… 👍 [No4] 2004/07/24 06:26 ![]() |
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![]() 伊理 | Ⅱ「今日も学校へ行く。 途中で友達と合流して、話しながら駅へ歩いて行く。 友達の名前は泉水。いつも元気で明るくて、一緒にいるとホッとするような…。 『それでねっ、世羅ちゃんっ、私の弟ったらね…あ、踏み切りが閉まっちゃう!!走ろっっ』 私達は駆け出した。 しかし、間に合わなかった。 『あ~あ、あと一秒早かったら…世羅ちゃん?何してんの…』 私は走ったまま止まらずに線路の真ん中へ走った。 そして世羅ちゃんの方を向いて、微笑む。 『私は、ここで終わらせるの。全部…』 『世羅ちゃん、どうして…?』 泉水は私を止めはしなかった。心の広い人間だから。 私は、ただ黙って微笑むだけ。 電車の音が聞こえる。 私は空を見上げた。 うんと伸びをして… 『世羅ちゃーん!!』 私が聞いた最後の言葉。 (でもね、泉水) (これで良かったんだよ) 私は宙に浮いたまま自分の無様な体を眺めていた。 このまま留まっていても仕方ないし、逝きますか。 (バイバイ、泉水。あなたに出会えて良かった。) (一人でも私の事を本気で考えてくれる人間がいるって分かったから…) 私は、昇る」 「世羅―――――っいい加減寝なさい。何時だと思ってるんだっ」 私は我に返って、鉛筆を置いた。 鉛筆? そう、今のは私の物語の中の世界。 書きさえすれば何でも出来る世界。 私は、この現実世界の中じゃなくて、物語の中に生まれたかった。だから、私は小説を書いている。 👍 [No2] 2004/07/23 06:39 ![]() |
![]() 伊理 |
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