生と死
私には妹が居た。
外見もそっくりそのままの双子だった
何をするのも一緒だったし、服なんかの好みも一緒だった。
ただ、一つ違ったのは
早坂 桜【はやさか さくら】つまり、姉の私はどっちかってゆうと所謂「しっかり者」
早坂 紅葉【はやさか もみじ】…私の妹は本当に頼りなくて、よく泣いていた。
だけど、もう居ない―――
珍しく高校から帰る時間が重なって
買い物行くかぁー!ってなって
信号は点滅しだしていたけど小走りで渡っていた
だけど、紅葉が私のあげたピアスを落としちゃったから
また横断歩道に戻った その時だった
スピードを出したダンプカーが紅葉めがけて突っ込んできた
紅葉は身を引っ込めようとしたけど、遅かった。
キキィ―――!!
とブレーキ音が聞こえたすぐ後に
ドン
という鈍い音が聞こえた
紅葉の姿が消えていて、何が起こったのかわからないまま呆然と立ち尽くしていた
「キャ――――!!」
「事故だー!救急車っ」
悲鳴と救急車を呼ぶ声が聞こえてきて
ふと左の方のガードレールを見ると
血が流れ出ている紅葉の姿があった。服が真っ赤に染まっていてガードレールに引っかかっている紅葉の下には血の海とも呼べそうな程の紅葉の体液が溜まっていた
「紅葉………?」
傍に寄って紅葉の名前を呼んでみたが
返事はない。
それどころか微動だにしない。
遠くから救急車のサイレンが聞こえた。
だけど、もうわかっていた
紅葉はしんでいる―――――
私は到着した救急車に乗り込み
紅葉をただ眺めていた
もう、どんな感情も、もうこの現実に追いつくことはなかった。
病院に着くと、紅葉は手術室に運ばれていった