第一話
私は椎名渚。ペットショップの娘!!
今、帰りなんだけど、普通にまっすぐ帰ったら間違いなく手伝わされる。
もう嫌だー!こんなの!私を今何歳だと思ってんのよ!!
中2だよ、中2!!青春じゃん!!好きな人だっているんだよ。
でもこんな手伝ってばっかりじゃ遊べないじゃん!?
「なーーぎーーさーー!!!」
ゲ・・・。そして、その大声の主が私の方へやってきた。
和也「こんなとこで寄り道すんな!!ほれさっさと来い!店手伝え」
杏「そーだよお姉ちゃん」
兄の和也。何でだか動物好きらしい。ペットショップ天職とか言ってるし。そしてモテる。だから同じ学校の女の子とか結構来るんだけどさぁ。
妹の杏。たぶん私よりしっかりしてる。ヘ・・ヘヘ・・・まぁいいけど。みんなのまとめ役っぽい。
渚「嫌だよ!!一日ぐらい休ましてよ!」
和也「あのなぁ俺たちに休みはないんだ!!」
杏「お姉ちゃん動物嫌いなの?」
え。
渚「嫌いってわけじゃないけど・・・」
和也「ならいいじゃんか!!
動物はな・・・癒しなんだよ・・・。疲れた心をな・・・癒してくれるんだよ・・・」
和也は、動物のことになると口調等が変わると思う。
結構キモイ。
渚「和也、キモイよ」
和也「お前ッ・・・!!?兄に向かって・・・」
別に和也を兄として思ったことはないんだけど・・・。
渚「とにかく嫌ったらイヤー!!」
そのとき、和也の口元がピクっと動いたのを私は見逃さなかった。
和也「ふーん・・・。そうか。じゃかーさんに言っちゃお。きっと小遣いとか減るんだろうな。可哀想な渚チャン。」
・・・「渚チャン」のチャン付けが異様にムカつく・・・。
やっぱり、抵抗しても無駄なことが分かった。
それが分かっていても、毎日こうしている私は結構アホだと思う。
渚「分かったよ・・・」
和也「よっしゃ!!じゃ行くぞ!!カワイイ動物たちが俺を待ってるぜー!!」
・・・ハァ。疲れる・・・