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![]() 寛和 |
つづき・・・・・誰?名前だけ今聞こえなかった・・・。 「雪!」 「はいっ!」 この大声であたしは飛び起き、反射的に返事をしてしまった。 「え・・・なに夢?」 「何の夢見てたんだよ。」 隣にいつの間にか充の姿があった。あたりは結構薄暗くなっている。 「顔赤くなってるけど?」 あたしに手を差し伸べながら充は言った。 「そんなことないわよ!」 あたしは充の手を握って起こしてもらった。 「僕の夢?」 「違う!」 「うわぁショック・・・まぁいいや、帰ろ。」 充は本当に怪訝そうな顔をしつつもあたしの鞄を取り、先にすたすた歩いていった。 「ごめん、待ってよ~!」 その様子をある人物が校舎からのぞいていた。 「なにあいつぅ・・こりてないんじゃないの?」 ・・・・自分の髪を指に絡ませながら早苗は闇に消えてゆく雪を睨んだ。 👍 [No23] 2005/01/30 21:15 ![]() | ![]() 寛和 |
![]() 寛和 | 7話目の前にいるこの少年はペコペコあたしにお辞儀した。 「本当すみません、すみません。」 右手を頭にあてて申し訳なさそうに言った。 「そんな、もういいわよ。」 あたしはそんな少年に顔の前で手を振った。 「練習、戻った方がいいんじゃない?」 「・・・でも、」 そうあたしが促してもまだ何か言いたそうな表情を彼はしていた。「いいってば。」 にこっと笑って背中を押してやると「すみません」と振り返りながらもお辞儀をして、 練習場所へと駆け足で戻っていった。 「・・・一年生かしら。」 しばらく彼の後姿を見つめて呟くと、ザァッと草木が揺れ動いた。 でも、まだおでこジンジンする。あ、あの子ボールもっていったかな。 名前なんていうんだろう・・・。 そう思いながらまた仰向けになると少年の声が聞こえた。 「安達先輩、安達先輩!」 さっきの子があたしの顔を覗き込んでいる。 なんでここにまたいるの?どうしてあたしの名前を・・。 「俺、先輩のことずっと見てたんです。」 あたしのことを? 「あ、俺は一年の・・・」 ・・・・・誰?名前だけ今聞こ 👍 [No22] 2005/01/30 20:59 ![]() |
![]() 壱 |
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![]() 寛和 | 6話『雪ちゃん、あたし達と一緒にいない?』 あれから星野さんたちの声が頭から離れてくれない。 「もーあたしはどうしたらいいのよーっ!」 グラウンドの近くの中庭にあたしは仰向けになった。 オレンジかかった雲が左から右へと流れていく。 「早苗・・・そういう人なのかな。」 充の部活が終わるまでいつもここで体を休める。草のにおいが気持ちいい・・。 目を閉じるとふわっと春のにおいがした。 「わーっっっ!!!!!」 そんな男の子の大きい叫び声にあたしはまぶたをあげた。 「なに!?」 むっくり上半身を起こすとバレーボールがスローモーションであたしの顔に接近してきた。 「あいたっ!」 スッペーンとバレーボールはあたしのおでこでバウンドし、どっかへ消えていった。 「いったぁ・・・」 おでこがひりひりする。両手でおでこを押さえても痛みが引かない・・。 「あーっすみません。ボール当たりましたか!?」 「・・・・?」 両手でおでこをおさえるあたしの目の前にウィンドブレーカー姿の少年が現れた。 「大丈夫ですか?」 気さくに苦笑いする少年 👍 [No16] 2005/01/30 15:15 ![]() |
5話「もう・・・ついてないなぁ・・」 ボソッと独り言さえ出てしまう。なんかむしゃくしゃする。 ストンと自分の席に座ってあたしはバインダーをなでた。 一生懸命、まとめたのに・・・。試験どうしよう。 そう思った時、あたしの視界がふっと誰かの影で暗くなった。 「雪ちゃん、早苗と付き合うのもうやめた方がいいよ。」 「え?」 普段あまり仲良くない星野さん、松崎さんの二人組みだった。 二人は少々小声で「あんまり悪口言いたくないんだけど・・・」と話を続けた。 「さっきあたし達見ちゃったの。早苗が雪ちゃんのノート濡らしてるところ。」 松崎さんは横目で早苗を見た。 早苗はいちごみるくを飲みながら外を眺めていた。 「なんかブツブツ言ってたんだけど、それまでは聞こえなくて。」 「あたしは中学一緒だったんだけど、悪い噂が絶えなくて・・・あたしもいじめられたし。」 正直驚いた。確かに校内で見かけるといつも早苗は孤立していた。 「雪ちゃん、あたし達と一緒にいない?」 👍 [No15] 2005/01/30 14:59 ![]() | ![]() 寛和 |
![]() 寛和 | 4話昼食も済ませた昼休み。あたしは窓際の席の早苗に話しかけた。 「ねぇ早苗。次古典の授業なんだけど、ノートはもう平気?」 グラウンドを見ていた早苗はあたしに目を向けると急に目を真ん丸くした。 「え?あ、ごめぇん。そのことなんだけどさ・・・」 「なに?」 立っているあたしに上目遣いで「これ・・」と水に濡れたあたしのノートを差し出した。 「・・・なにこれ。」 「それがさぁ、美化委員のやつにホースで水かけられちゃってぇ・・」 いちごみるくと書かれた牛乳パックにストローを突っ込み、不機嫌そうに言う。 ・・・今日提出なのにどうしよう。 「平気だよ雪!先生に言えばさっ」 「・・・・あ、うん。」 そんな様子でさえ充は鋭く監視していた。 👍 [No14] 2005/01/30 14:48 ![]() |
![]() 寛和 |
![]() 荒らし |
![]() 壱 |
![]() 寛和 |
![]() 寛和 | 3話学校まで徒歩15分。それまでの充との会話はすごく面白かった。 「しかし本当僕雪と同じクラスになれてよかったよ。」 「あたしもクラス発表見たときは驚いたわ。」 あたし達の教室2-Aの前に来たとたん、充は言った。つられてあたしも頬を上げた。 「でも、毎日充大変でしょう?」 そういいながら教室の戸を開けると「そんなことないってば。僕の日課だよ。」 と心配そうに充は笑った。 「あーっ!雪来た来た!ねぇ、古典のノート見してぇ。おねがぁい!」 二人で教室に足を踏み入れたと思った矢先、最近仲良くなった早苗が飛んできた。 必死な顔してあたしの前で手を合わせる。 「このとぉりぃっ!うちぃ、ノート今日提出なのに真っ白なんだよねぇ。」 多少流行を追っている早苗、喋り方もキャピキャピしていた。 「そんなん自分でやれよ。」 「は?うざっ。みっちゃんには言ってないんだけどなぁ」 「みっちゃん!?」 あーあー充怒ってる。耳がピクピクしてこめかみの血管が浮き出てるよ。 「充、平気だよ。早苗、授業前には返してね。」 そう言って水色のバインダーを渡した。 「 👍 [No8] 2005/01/29 22:44 ![]() |
![]() 寛和 |
![]() 寛和 | 2話(色変えます)「お早う!」 高校2年になってから1ヶ月。ようやくクラスにもなれた5月。 心地よい風と共に充の声が聞こえた。 あぁ、いつも悪いなぁ。 病弱な私は原因不明の病のおかげでいつも充に迎えに来てもらう。 いくら幼馴染で、家がお隣でも、毎日充の笑顔を見るたびにあたしの背中に 申し訳ないという気持ちが積み重なっていくのはいうまでもないでしょう。 「お早う充。」 あたしは笑って家の門の前にいる充に言うと、玄関のドアをそっと閉めた。 なにかそのとき寂しい不安がいつも襲い掛かる。 今日は・・・・・何もないのかな。 前代未聞の病が今日もあたしを蝕んでゆく。 👍 [No6] 2005/01/29 22:14 ![]() |
![]() 蒼羅 |
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![]() 寛和 |
![]() 壱 |
![]() 寛和 |
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