天皇陛下、続日本紀に触れ「韓国とゆかり」 W杯に期待
天皇陛下、続日本紀に触れ「韓国とゆかり」 W杯に期待 (2001.12.22)
天皇陛下は23日、68歳の誕生日を迎えた。これに先立って記者会見し、深刻化する経済
情勢が国民生活へ与える影響を案じ、この1年を振り返った。日韓共催のサッカーワールド
カップ(W杯)との関連で、人的、文化的な交流について語る中で「韓国とのゆかりを感じてい
ます」と述べた。「残念な」歴史にも触れ、両国民の交流が良い方向へ向かうよう願う気持ち
を示した。
W杯の共同開催国、韓国に対する関心や思いを問われ、陛下は、同国からの移住者らが
文化や技術を伝えたことに触れ「私自身としては、桓武(かんむ)天皇の生母が百済の武寧王
(ぶねいおう)の子孫であると続日本紀(しょくにほんぎ)に記されていることに、韓国とのゆ
かりを感じています」と語った。
一方、「残念なことに韓国との交流はこのような交流ばかりではありませんでした」と語り、
「このことを私どもは忘れてはならない」と述べた。さらに過去を「正確に知ることに努め、個
人個人としての互いの立場を理解していくことが大切」とし、W杯を通し「両国民の間に理解
と信頼感が深まることを願っております」と話した。
会見の冒頭には経済情勢の深刻化に触れ、「失業率も高まり、国民の暮らしに大きな影響
が生じていることを深く案じています」と話した。戦後の荒廃からの復興を例に、経済情勢な
ど日本が抱える困難な問題を「国民が必ずや乗り越えていくものと期待しています」と語った。
皇太子ご夫妻の赤ちゃんについては「健やかに育っていくことを願っています」と喜んだ。
皇室の活動と公私の兼ね合いについては「私どもはやはり、私人として過ごすときにも、
自分たちの立場を完全に離れることはできません」と述べた。(06:13)
http://www.asahi.com/international/update/1223/011.html
http://inoues.net/yamataikoku/tenno/kanmu_ryo.html
http://jsl-server.li.ocha.ac.jp/morishin1003/library-j1.htm#yukari3