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【矢沢あい】 やざわあい
’84年、『りぼん』にて「あの夏」でデビュー。デビュー後は紡木たくやいくえみ綾などに影響を受けつつ、それらにより現代的な要素を加えたことで、独自の表現力やセンスを生みだし、ヒットを飛ばす。代表的な作品は「天使なんかじゃない」・「ご近所物語」・「下弦の月」・現在連載中の「NANA-ナナ」など。
’84年にデビュー以来、コンスタントに作品を発表してきたが、いずれも短編が中心であった。その中で、初の長期連載「マリンブルーの風に抱かれて」がヒット。決して安定しているとは言えなかった人気が少しずつ定着し始める。
そして次の連載作品「天使なんかじゃない」では、ヒロイン・冴島翠を取り巻く恋と友情を高校の生徒会を舞台にセンス溢れる作風で見事に描き出し、大ヒットとなる。個性的なキャラクター・学園モノとしてのセンスなど、さまざまな要素で溢れている。’90年代『りぼん』の代表作となった。
続いて連載がスタートした「ご近所物語」は自身も通っていた服飾専門学校を舞台にした作品。くらもちふさこ先生に影響を受けたコマ構成を取り入れつつ、ファッショナブルな要素をふんだんに取り入れ、こちらもヒットを飛ばす。「天使なんかじゃない」に比べて恋愛面の描写などにリアルさが強くなっている。
最後の『りぼん』連載作品「下弦の月」では過去の作品には無かった作風に挑戦。全3巻にも関わらず、未だに高く評価を受けている作品。(’05年には映画化も決定)
その後は新創刊された『Cookie』に移籍し、「NANA-ナナ-」のシリーズを開始。コミックス累計1500万部を突破するほどの大ヒット。小学館漫画賞を受賞。『りぼん』時代は常に、同期で親友の吉住渉や同じく友人の水沢めぐみに人気では押されていたが、「NANA-ナナ-」の大ヒットで初めて友人の吉住・水沢より上の立場になったことになる。
最近では矢沢漫画製作所を設立。ヘアカラーのパッケージデザインを担当されるなど、漫画以外の活動も精力的に行っている。ファッション誌『Zipper』に連載された「Paradice Kiss」も記憶に新しいところだろう。
また、友人関係では新たに小花美穂との付き合いもあるようで、元々の友人、吉住・水沢も含めて一緒に遊んだりというエピソードがある。