綾瀬女子高生コンクリート詰め殺人事件
1989年1月、少年ふたりが強姦と窃盗容疑で綾瀬署に逮捕された。
家裁審理中、少年たちは鑑別所に収監されていたが、彼らの家を警察が家宅捜査すると女性の下着などが見つかったので、「これは余罪があるのではないか」ということになり、ふたたび取調べがはじまった。
ところが警察が余罪について軽くカマをかけたところ、少年のひとりがぶるぶる震えだし、
「はい。すいません殺しました」
と頭を下げたので、刑事は仰天した。彼はずっと被害者の死に顔が忘れられず、悪夢にうなされる毎日で、神経は限界まですり減っていたのだ。カマをかけられ、すぐ「あのことだ、ああ、やっぱりバレた」と思い自白してしまったのは自然のなりゆきであった。
これが3月29日のことで、逮捕された少年とは本事件の主犯、AとBである。
少年の自白に従って江東区の埋立地を掘り返したところ、ほどなく死体の入ったドラム缶が発見される。被害者の少女の死体はボストンバッグに詰められ、コンクリートを流しこまれて固められていた。
死体はすでに腐敗しており顔の見分けもつかなくなっていたが、ひどく痩せこけて皮下脂肪が半分近くにまで減ってお