②話
美「だりーっ・・・立石の授業まじうざいし!!」
麻「だよねー。つーか立石のやつ先生失格だし!!きもいし!!」
美「ねー、里穂は立石のことどう思う?」
里「・・・・え?」
美「数学の立石!!どー思う?」
里「・・・・どう思うって・・・ぇっと・・・」
麻「好きか嫌いかってことよ!!」
里「・・・・嫌いでもないけど・・・」
美「・・・そっかあ、あんたは立石にひいきされてるからね。嫌いなんて言えないよね!!」
ひいきなんかされてないんだけど・・・・
ただ自分たちが怒られただけでしょ・・・・あたしにあたんないでよ・・・
休み時間は、いつも二人のグチにつき合わされる。
こんな休み時間、もう・・・いやっ!!
麻「里穂・・・・?里穂、聞いてんの?」
里「な・・・・なに?」
麻「今度ー、美波といっしょに渋谷にいこーとおもってんだけどさー、そういうわけで・・・・・」
美「・・・金くんない?一万でいいから」
里「っ・・・・一万?!」
冗談じゃない!!
一万なんて・・・・無理よ・・・・・
麻「分かった?明日までに一万ね?」
里「・・・・・・う・・・ん。」
美「ぁ、言い忘れてたけど、一人一万だから。」
里「えっ?!二万?!」
麻「ぇ?なんかわりーのかよ」
里「二万なんて・・・・多すぎじゃない?」
美「あたしらに文句つけんのかよ?ぁ?」
美波がすごい目であたしをにらみつけた。
・・・・・やばい。
そう思ったときだ。
ガッ・・・・!!
っ・・・・蹴られた・・・・思いっきり・・・・
里「った・・・いたいっ・・・・助け・・・」
教室にいたみんなは、見て見ぬふりをしていた。
みんなは「自分が一番大事」だったから、
誰も助けてはくれなかった。
美「いい気味!!」
麻「ヒザにも蹴りいれてやっか?」
あたしはトイレに逃げた。
そう、このとき思ったんだ。
人は冷たいものだ・・・・と。
自分のためなら命を捨ててまでもなんでもするのに
他の人はどうなってもいいっていうの?
それなら・・・・・
自分以外の人はいなくてもいいってことじゃん
そうだ・・・・自分以外はゴミクズと同じ・・・・
美波と麻美も・・・あいつらはゴミ・・・・