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真・リレー小説



―輝く明日が僕たちを待ってる―

No.901
開始 2004/02/26 20:06
終了 2004/04/26 20:04
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ACT,2 四角いトライアングル

「ハル~、クラス別れちゃったね。今のクラス最悪なの~」
ユキが、悲しそうにもたれかかってきた。
ユキは、岳斗の気持ちを知らない。
知ってたら、優しい性格のユキが、こんなコト言うはずない。
しかも、岳斗の目の前で。
「さ、最悪って、そこまで言わなくても・・・」
「だって~、全然カッコイイ人いないんだよ。ハルもいないし」
その言葉に、やっぱり岳斗は真っ先に反応した。
いつも通りに振る舞おうとはしていたようだけど。
でも、やっぱりちょっとは震えてる。
ユキは、そんなコトお構いなしで、どんどん話しを進めてる。
「あ、そうだ。岳斗、お願いがあるんだけど」
ユキが、ニコッと笑顔を浮かべて、岳斗に話しかけた。
瞬時に岳斗の顔は、ポッと赤く染まったのが、あたしには分かった。
「あのね、明日テストあるでしょ。だから、教えてくんない?」
「あ、ああ。別に良いけど」
「やった、ありがと~」
ユキが微笑むと、岳斗も微笑む。
こういうのを、恋人って言わないのかな。
この2人が恋人でも、充分、通用すると思うんだけど。
「あ、じゃあさ、ついでにリオも誘っちゃおうよ」
軽い気持ちでユキが言った。
そんなの、あたしが黙ってる訳ないじゃない。
「そんなら、あたしだって行かせてもらうわ」
あたしは、無理矢理、勉強会に参加させてもらった。
ちょっとせこいマネだとは、自分でも思っちゃうけど。
でもさ、何の取り柄もないあたしには、これしかないじゃない。
無力なあたしには、こうするしか、他ならないんだもん。
でもまさか、あんな大事になるとは、思ってもなかった。
あたしが、あんなコト言わなければ、全てが―・・・
        ACT,2 ―END―
👍 [No2] 2004/02/27 16:51info

ACT,1 空は青、雲は白、桜は満開、彼は笑顔

入学式は今日。
仲良しのあたし達4人は、いつものように登校していた。
そんなに緊張感もなく、ただ、ゆっくりと。
焦る気持ちも全くといって良いほど無い。
部活の話しとか、友達のバカな話しとか。
そんなくだらない話しをしていても、全然疲れない。
でもさ、やっぱ、そんなあたしでも、あれはしちゃうよね。
『恋』ってやつは、あたしでも―・・・
「ハル、同じクラスじゃん」
「えっ、うそ」
あたしの好きな人。
本当に小さい頃から、想っていた人。
桐原リオ。
頭が良くて、格好良くて、とっても優しい。
そんな彼を好きになるのは、至って普通の事。
告白しようなんて考えた事もない。
今のままの関係を、ずっと保っていきたいと思ってる。
ほら、良くあるじゃない?
告白したら、気まずくなるって話し。
「ユキと岳斗は、何組になってた?」
「あの2人は3組だった。俺らは1組ね」
「ふ~ん、あの2人、いっしょのクラスなんだ」
あたしの親友・ユキ。
そして、リオの親友・岳斗。
実は、岳斗ってユキの事、好きなんだよね。
ユキ自身はまだこの事知らないけど。
まぁ、知ったとしても、ふるのは目に見えてるもんね。
だって、ユキは、リオの事が好きなんだもん。
だから、あたしとユキはライバル同士。
もちろんあたしは、告白なんてしないから、取られるのも時間の問題。
「あの2人、ちゃんとデキれば良いんだけどなぁ」
リオが溜め息をつく。
そーだね、とあたしも頷いたけど。
「あ、桐原リオくん?」
「・・・はい?」
知らない女子が、3人。
しかも、リオ目当てで。
「あのぉ、ちょっと来てくれない?話しがあって」
「はっ、ちょっと待ってよ!」
そう言ったのは、リオじゃない。
あたしだった。
自分でも、何でこんな事言ってんのか分からない。
止めるつもりは、あったけど。
別に、口に出そうとは思ってなかったから。
取りあえず、あたしはその場から逃げ出した。
ちょっと、やらしーかもしれないけど、あたし見ちゃった。
あたしが止めた瞬間、リオがちょっと赤くなったのを。
リオは、あたしの事、そう言う風に思ってくれてるの?
もしそうだったら、告白、してみてもいいんだけどなぁ。
        ACT,1 ―END―
👍 [No1] 2004/02/26 20:23info

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